[2017年12月発売予定] ●新素材セルロースナノファイバーを配合したウーファー搭載 中低音を再生するウーファーユニットには、オンキヨーが世界で初めて自社開発したセルロースナノファイバーを配合したONF(Onkyo Nano Fiber)振動板を採用。
セルロースナノファイバーは鉄の1/5の軽さで5倍の強度を持つというスピーカー振動板にとっては「軽量・高剛性」という夢の素材です。
ONFの採用により量感がありながらもレスポンス良く立ち上がる低音再生を実現しています。
またユニット中央にはオンキヨー独自の砲弾型のイコライザーを装備し、周波数特性の乱れを抑制。
サウンドの滑らかさやスピード感を向上させています。
また、さらなる高レスポンス化をめざし独自の研究開発によって判明した、ONF振動板の表面に墨を塗布する(特許出願中)方法により、表面の伝搬速度が向上しヤング率・内部ロス・SN比の改善を実現しました。
それにより抜けが良く分厚い低音再生を強化することに成功しています。
中でも最も効果があると判明した400年の伝統を誇る奈良の老舗・株式会社古梅園の紅花墨(こうかぼく)を採用しています。
●繊細でクリアなサウンドを再生するツィーター 高音を再生するツィーターには、リング型振動板を採用しています。
振動板の中央部を駆動ポイントとするバランスドライブ構造により、人間の可聴帯域上限とされる20kHz周辺においてもスムーズな駆動を実現。
振動板の分割振動に頼らないため、音の芯が太く鮮明になり、スタジオの録音現場にいるような生々しい音楽再生に結びつきます。
またツィーター部のネットワークには、音質に定評のあるドイツWIMA社製のフィルムコンデンサーを採用するなど細部にわたり綿密な設計を施しています。
●マテリアルにもこだわった上質な仕上げのキャビネット キャビネットには密度が均一で響きの美しいMDF材を使用し、アコースティックギターと同様の手法で響きをコントロールする力木(ちからぎ)を採用。
側板部の表面仕上げは天然木の質感を活かしたリアルウッド突き板仕上げを採用し、工芸品のような美しい外観とやわらかな音質を両立しています。
●まっすぐに伝わる音を引き出すバスレフダクト コンパクトなキャビネットサイズのスピーカーの多くは、量感ある低音を再生するために、キャビネット内部で発生した空気振動を外部へ放出するダクトを装備しています(バスレフ構造)。
しかしこの構造で一般的な円筒ダクトでは、音の「こもり」の原因となる定在波の発生が余儀なくされていました。
D-112NFXは円筒ダクトではなく、幾度もの試行錯誤により割り出した縦横比の矩形ダクトによる「AERO ACOUSTIC DRIVE(エアロ・アコースティック・ドライブ)」を採用。
さらにダクト部をキャビネットと別パーツにするアドバンス仕様とすることで、不要な振動の干渉をさらに大幅に抑制。
量感とスピード感を兼ね備えた、聴き応えのある低音再生に大きく貢献しています。
●バナナプラグ対応金メッキスピーカーターミナル 信号の伝道率の良い金メッキスピーカーターミナルを採用しています(バナナプラグ対応)。
【仕様】 型式:2ウェイ・バスレフ型 インピーダンス:6Ω 最大入力:80W 出力音圧レベル:85.5dB/2.83V/m 再生周波数帯域:60Hz〜100kHz クロスオーバー周波数:3kHz 最大外形寸法(1台):幅162×高さ274×奥行き272.5mm 質量(1台):4.9kg ウーファー:10cm コーン型(ONF) ツィーター:3cmリング型 ターミナル:金メッキネジ式スピーカーターミナル バナナプラグ対応:○ バイワイヤリング対応:− 防磁設計(JEITA):− 付属品:スピーカーケーブル(1.8m)×2、コルクスペーサー×8、他
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